数式・化学式エディタ(MML-Editor2) for MS-Office Add-in (version: )

「数式・化学式エディタ(MML-Editor2)」を、MS-Office から利用できるようにしたアドインです。
元となる「数式・化学式エディタ(MML-Editor2)」を含め、主に学校教育での利用を想定し、数式・化学式の入力に特化したシンプルな機能で構成したもので、完全に無料で提供しています。

特徴
WYSIWYGな「数式・化学式」エディタ
エディタ内で複数行の入力が可能
Word、Excel、PowerPoint で使用が可能
文書内に配置した数式・化学式の再編集が可能
文書内に配置した数式・化学式は、PNGイメージ形式なので、他アプリへのコピー・ペーストが可能
多言語対応(24言語対応)
完全に無料での提供

多言語対応
本システム「数式・化学式エディタ(MML-Editor2)」のメニュー等は、
日本語(jq)、英語(en)、韓国語(kr)、フランス語(fr)、スペイン語(es)、イタリア語(it)、ドイツ語(de)、ロシア語(ru)、
中国語(簡体)(zh)、中国語(繁体)(zm)、ポルトガル語(pt)、オランダ語(nl)、ギリシャ語(el)、トルコ語(tr)、
インドネシア語(id)、ベトナム語(vi)、タイ語th)、ヒンディー語(hi)、カンボジア語(km)、タガログ語(tl)、ネパール語(ne)、
ビルマ語(my)、モンゴル語(mn)、ウクライナ語(uk)
の 24言語に対応していますが、一部の数学記号については、使用言語によらず、日本で使用しているものを採用しています。
なお、使用する言語は、ホストアプリ(Word、Excel、PowerPoint)の言語設定に依存します。

インストール方法

マイクロソフトのストアへの Office Add-in の登録が、私のような個人開発者へは解放されていないため、
「MML-Editor2 Office Add-in」は、ストアからインストールすることができません。
したがって、
「MML-Editor2 Office Add-in」のインストールは、次の手順で、手動で行ってください。

なお、以下の操作は、2024年8月現在のOfficeのバージョンによるもので、Officeのバージョンアップ等によって、
表示内容が変更となる場合が考えられます。その際は、適宜、読み変えてください。

Web版のOfficeへのインストール
準備
(1) 「MML-Editor2 Office Add-in」のマニフェストファイルをダウンロードする。
ダウンロード(MML-Editor2_manifest.xml)
(2) 適当なフォルダを作成し、ダウンロードしたマニフェストファイルを保存する。
マニフェストファイルのみを保存する専用のフォルダを作成する。

各アプリへの導入(すべてのアプリで行う)
(3) Web版のWord(又は、Excel、PowerPoint)を起動する。
(4) 「ホーム」タブの「アドイン」をクリックする(Excelの場合はアイコンのみが表示されている。)。
(5) 「その他のアドイン」ボタンをクリックする。
(6) 「個人用アドイン」をクリックする。
(7) 「個人用アドインの管理」をクリックし、「マイアドインのアップロード」を選択する。
Wordの場合、文字化けしている場合がある。
(8) 「参照」ボタンから、(2)で保存したマニフェストファイルを選択し、アップロードする。
(9) 「ホーム」タブに「MML-Editor2のアドイン」ボタンが表示される。
(10) 「MML-Editor2のアドイン」ボタンをクリックすると、数式・化学式エディタが表示される。

ブラウザやアプリごとにインストール((3)以降の操作)する必要があります。
ブラウザのキャッシュをクリアした場合は、再度インストール((3)以降の操作)が必要となる場合があります。


アプリ版のOfficeへのインストール
準備
(1) 「MML-Editor2 Office Add-in」のマニフェストファイルをダウンロードする。
ダウンロード(MML-Editor2_manifest.xml)
(2) 適当なフォルダを作成し、ダウンロードしたマニフェストファイルを保存する。
マニフェストファイルのみを保存する専用のフォルダを作成し保存する。 (推奨)ネットワーク内に「共有フォルダ」がある場合は、そこに、専用のフォルダを作成し保存する。
(3) エクスプローラで、(2)のフォルダを共有設定する。
(2)でローカルドライブにフォルダを作成した場合は、作成したフォルダを共有設定する。 フォルダの共有誠意低方法については、以下のサイト等を参考にする。
Windows10の場合
Windows11の場合
(注意)共有設定したフォルダは、設定によってはネットワーク内の他者から参照可能となるので、アクセス権の設定に注意する。

アドインの登録(いずれかのアプリで1度だけ行う)
(4) アプリ版のWord(又は、Excel、PowerPoint)を起動する。
(5) 「ファイル」タブから、左下の「オプション」を選択する。
(6) 「トラストセンター」を選択する。
(7) 「トラストセンターの設定」ボタンをクリックする。
(8) 「信頼できるアドイン カタログ」を選択する。
(9) 「カタログのURL」欄に、(3)で共有設定したフォルダの「ネットワークパス」を入力する。
エクスプローラで、(3)で共有設定したフォルダのプロパティを開き、「共有」タブを選択する。
表示されている「ネットワークパス」を、マウスドラッグで範囲選択した後、コピーし、「カタログのURL」欄に貼り付けることもできる。
(10) 「カタログの追加」ボタンをクリックする。
(11) 「メニューに表示する」にチェックを入れる。
(12) 「OK」ボタンをクリックする。
(13) 「オプション」ダイアログに戻るので、「OK」ボタンをクリックする。

各アプリへの導入(すべてのアプリで行う)
(14) Word(又は、Excel、PowerPoint)を一旦終了し、再度起動する。
(15) 「ホーム」タブの「アドイン」をクリックする。
(16) 「その他のアドイン」ボタンをクリックする。
(17) 「共有フォルダー」を選択する。
(18) 右上の「更新」をクリックする。
(19) 「MML-Editor2 for MS-Office」を選択し、「追加」ボタンをクリックする。
(20) 「ホーム」タブに「MML-Editor2のアドイン」ボタンが表示される。
(21) 「MML-Editor2のアドイン」ボタンをクリックすると、数式・化学式エディタが表示される。

「信頼できるアドイン カタログ」の登録は、Word、Excel、PowerPointのいずれかのアプリで行う。
インストール(15以降の操作)は、アプリごとに行う必要があります。
Officeのキャッシュをクリアした場合は、再度インストール(15以降の操作)が必要となる場合があります。


操作説明および制限事項
操作説明
アドインを起動すると、タスクペイン(右ペイン)に数式・化学式エディタが表示されます。
数式・化学式エディタでは、上部のメニュータブを操作するなどして、数式・化学式を入力できます。
また、"\"記号に続けてLatexで数式・化学式を入力することもできます。
[OK]ボタンの押下で、文書中に数式・化学式を挿入できます。
文書中の再編集可能な数式・化学式を選択状態にすると、上部の[再編集]ボタンが有効となります。
[再編集]ボタンを押下すると、数式・化学式エディタに選択中の数式・化学式が表示され、編集可能となります。

制限事項 全般
文書内に配置した数式・化学式は、PNGイメージ形式なので、他アプリへのコピー・ペーストが可能ですが、Officeアプリ間であっても、貼付け後の数式・化学式の再編集はできません。
制限事項 Word アプリ版
なし
制限事項 Word web版
数式・化学式の再編集はできません。
制限事項 Excel アプリ版
なし
制限事項 Excel web版
ワークシート上の数式・化学式の再編集は可能ですが、再編集後の配置先は、選択中のセル位置となり、元の数式・化学式は残ります。
制限事項 PowerPoint アプリ版
新規に配置する数式・化学式のサイズは、固定(60pt)となります。貼付け後に必要なサイズに変更してください。
制限事項 PowerPoint web版
新規に配置する数式・化学式のサイズは、固定(60pt)となります。貼付け後に必要なサイズに変更してください。
数式・化学式の再編集はできません。

問合せ先
ご不明な点やバグの報告については、メールでお問い合わせください。可能な範囲で対応させていただきますが、ご返事が滞る場合もあると思います。ご容赦ください。
作者について
神奈川県で、高等学校の教員や教育委員会の職員をしていましたが、現在は定年退職し、第二の人生を楽しんでいるところです。
作者のサイト(教材道具箱)
mail : hideo.n@edu-mat.sakuraweb.com

著作権
本システム「数式・化学式エディタ(MML-Editor2) MS-Office Add-in」の著作権は、作者に帰属しています。
ご利用にあたっての制限は、商用利用や改編、再配付を含め、設けていませんが、
本システムでは、
MathQuill(http://mathquill.com/、https://github.com/mathquill/mathquill) :Mozilla Public License Version 2.0
JQuery matheditor.js(https://www.jqueryscript.net/text/Simple-WYSIWYG-Math-Editor-With-jQuery-Mathquill-matheditor-js.html#google_vignette):MIT License
を、一部機能拡張をして使用していますので、その部分については、当該ソフトウェアのライセンス条項に従ってください。