楽譜エディタ(MSC-Editor) for MS-Office Add-in (version: )

abcjsライブラリを元に作成した、小学校から高等学校までの学習内容に対応した、「楽譜」エディタの「MSC-Editor」を、MS-Office(Word、PowerPoint) から利用できるようにしたアドインです。
主に学校教育での利用を想定し、シンプルな機能で構成したもので、無料で提供しています。

特徴
メニュー選択方式による楽曲入力に対応した、楽譜エディタ
ブラウザベースなので、インストール不要
小学校から高等学校までの学習内容に応じたメニュー構成
2段譜に対応
歌詞入力に対応
演奏機能を実装
作成した楽譜の印刷、PNGイメージ出力が可能
日本語、英語、韓国語の3言語に対応

多言語対応
本システム「楽譜エディタ(MSC-Editor)」のメニュー等は、
日本語(ja)、英語(en)、韓国語(ko)
の3言語に対応しています。
なお、使用する言語は、ホストアプリ(Word、PowerPoint)の言語設定に依存します。

インストール方法

マイクロソフトのストアへの Office Add-in の登録が、私のような個人開発者へは解放されていないため、
「MSC-Editor for Office Add-in」は、ストアからインストールすることができません。
したがって、
「MSC-Editor for Office Add-in」のインストールは、次の手順で、手動で行ってください。

なお、以下の操作は、2024年8月現在のOfficeのバージョンによるもので、Officeのバージョンアップ等によって、
表示内容が変更となる場合が考えられます。その際は、適宜、読み変えてください。

Web版のOfficeへのインストール
準備
(1) 「MSC-Editor Office for Add-in」のマニフェストファイルをダウンロードする。
ダウンロード(MSC-Editor_manifest.xml)
(2) 適当なフォルダを作成し、ダウンロードしたマニフェストファイルを保存する。
マニフェストファイルのみを保存する専用のフォルダを作成する。

各アプリへの導入(すべてのアプリで行う)
(3) Web版のWord(又は、PowerPoint)を起動する。
(4) 「ホーム」タブの「アドイン」をクリックする。
(5) 「その他のアドイン」ボタンをクリックする。
(6) 「個人用アドイン」をクリックする。
(7) 「個人用アドインの管理」をクリックし、「マイアドインのアップロード」を選択する。
Wordの場合、文字化けしている場合がある。
(8) 「参照」ボタンから、(2)で保存したマニフェストファイルを選択し、アップロードする。
(9) 「ホーム」タブに「MSC-Editorのアドイン」ボタンが表示される。
(10) 「MSC-Editorのアドイン」ボタンをクリックすると、化学構造式エディタが表示される。

ブラウザやアプリごとにインストール((3)以降の操作)する必要があります。
ブラウザのキャッシュをクリアした場合は、再度インストール((3)以降の操作)が必要となる場合があります。


アプリ版のOfficeへのインストール
準備
(1) 「MSC-Editor Office for Add-in」のマニフェストファイルをダウンロードする。
ダウンロード(MSC-Editor_manifest.xml)
(2) 適当なフォルダを作成し、ダウンロードしたマニフェストファイルを保存する。
マニフェストファイルのみを保存する専用のフォルダを作成し保存する。 (推奨)ネットワーク内に「共有フォルダ」がある場合は、そこに、専用のフォルダを作成し保存する。
(3) エクスプローラで、(2)のフォルダを共有設定する。
(2)でローカルドライブにフォルダを作成した場合は、作成したフォルダを共有設定する。 フォルダの共有設定の方法については、以下のサイト等を参考にする。
Windows10の場合
Windows11の場合
(注意)共有設定したフォルダは、設定によってはネットワーク内の他者から参照可能となるので、アクセス権の設定に注意する。

アドインの登録(いずれかのアプリで1度だけ行う)
(4) アプリ版のWord(又は、PowerPoint)を起動する。
(5) 「ファイル」タブから、左下の「オプション」を選択する。
(6) 「トラストセンター」を選択する。
(7) 「トラストセンターの設定」ボタンをクリックする。
(8) 「信頼できるアドイン カタログ」を選択する。
(9) 「カタログのURL」欄に、(3)で共有設定したフォルダの「ネットワークパス」を入力する。
エクスプローラで、(3)で共有設定したフォルダのプロパティを開き、「共有」タブを選択する。
表示されている「ネットワークパス」を、マウスドラッグで範囲選択した後、コピーし、「カタログのURL」欄に貼り付けることもできる。
(10) 「カタログの追加」ボタンをクリックする。
(11) 「メニューに表示する」にチェックを入れる。
(12) 「OK」ボタンをクリックする。
(13) 「オプション」ダイアログに戻るので、「OK」ボタンをクリックする。

各アプリへの導入(すべてのアプリで行う)
(14) Word(又は、PowerPoint)を一旦終了し、再度起動する。
(15) 「ホーム」タブの「アドイン」をクリックする。
(16) 「その他のアドイン」ボタンをクリックする。
(17) 「共有フォルダー」を選択する。
(18) 右上の「更新」をクリックする。
(19) 「MSC-Editor for MS-Office」を選択し、「追加」ボタンをクリックする。
(20) 「ホーム」タブに「MSC-Editorのアドイン」ボタンが表示される。
(21) 「MSC-Editorのアドイン」ボタンをクリックすると、数式・化学式エディタが表示される。

「信頼できるアドイン カタログ」の登録は、Word、PowerPointのいずれかのアプリで行う。
インストール(15以降の操作)は、アプリごとに行う必要があります。
Officeのキャッシュをクリアした場合は、再度インストール(15以降の操作)が必要となる場合があります。


操作説明および制限事項
操作説明
アドインを起動すると、タスクペイン(右ペイン)に楽譜エディタが表示されます。
楽譜エディタでは、上部のメニューを操作するなどして、楽譜を入力できます。
[挿入]ボタンの押下で、文書中に楽譜を挿入できます。
文書中の再編集可能な楽譜を選択状態にすると、上部の[編集]ボタンが有効となります。
[編集]ボタンを押下すると、楽譜エディタに選択中の楽譜が表示され、編集可能となります。

制限事項 全般
文書内に配置した楽譜は、PNGイメージ形式なので、他アプリへのコピー・ペーストが可能ですが、Officeアプリ間であっても、貼付け後の楽譜の再編集はできません。
制限事項 Word アプリ版
なし
制限事項 Word web版
楽譜の再編集はできません。
制限事項 PowerPoint アプリ版
なし
制限事項 PowerPoint web版
楽譜の再編集はできません。

問合せ先
ご不明な点やバグの報告については、メールでお問い合わせください。可能な範囲で対応させていただきますが、ご返事が滞る場合もあると思います。ご容赦ください。
作者について
神奈川県で、高等学校の教員や教育委員会の職員をしていましたが、現在は定年退職し、第二の人生を楽しんでいるところです。
作者のサイト(教材道具箱)
mail : hideo.n@edu-mat.sakuraweb.com

著作権
本システム「楽譜エディタ(MSC-Editor)」の著作権は、作者に帰属しています。
ご利用にあたっての制限は、商用利用や改編、再配付を含め、設けていませんが、
本システムでは、
abcjs(https://github.com/paulrosen/abcjs) :MIT License
W3C Standard Music Font Layout (SMuFL)(https://w3c.github.io/smufl/latest/index.html):W3C Community Final Specification Agreement(FSA)
を、使用(abcjsについては、一部機能を拡張)していますので、その部分については、当該ソフトウェアのライセンス条項に従ってください。